YES. Alfred Adler
この歳で自己啓発書の類はもう吸収できんやろと、高を括りながらも何気なく手に取った一冊。
すごいの一言。
この書籍に出会えたことは幸運だった。
きっと、誰から諭されようとも到達し得ない領域だったので、思考の基盤が一気にふっとんだ。
単一方向的な考え方に陥る理由や
その思考や感情も間違いじゃなく人間として当然だということを知り
一気に報われた。
毎日が楽しくないのは仕事のせいでも大人になったからでもない
楽しくないことに理由をつけて
勝手にそれに縛られていただけ。
やりたいことが出来ないのは時間がないからじゃなくて、踏み出せないからじゃなくて、やらなくていいから。
何かのせいにするのは、その枷がなければ
自由に出来るのにと言っているようなもの。
事実その枷と思っていた物を失くして何が出来るか考えたら、今よりも状況が悪化するんじゃないか?
他人のせい。仕事のせい。社会のせい。国のせい。
何のせいにしたって、何か達成したい目的を実行出来ないことに理由をつけたり、ストレスを感じたりしなくても良い
何かのせいにすることを止めるだけ。
最初から壁なんてなかった。
自分は自分であって良かった。
心からそう思えた。